Firefox 2.0.0.12とプラグインのアップデート

既に自動的に更新された方も多いと思うが、Firefox 2.0.0.12が公開されている。修正内容の詳細についてはMozilla Japan - Firefox 2.0.0.12 リリースノートを参照のこと。

Firefox本体ではないが、QuickTimeAdobe Readerプラグインも先週の段階でアップデートが公開されている。まだ適用していない場合には速やかに更新を行うのがよいだろう。

企業向け管理ガイド・管理ツールを一般公開することで得られること

プラグイン本体ではないが、Adobe Flash Playerの企業向け管理ガイドが公開されている。IENetscapeからFirefoxに乗り換える企業ユーザーなどには役立つ内容と思われる。

過去に何度か触れているが、Mozilla Japanでも企業向け管理ガイドを一般公開すべきと思う。サポートの有無は別として、管理ガイドが必要な企業団体が多いのは明らかだろう。日本語化された管理ガイドが一般公開されれば、どの程度まで管理が可能なのか事前に検証することも可能になるからだ。ある程度まで自前で検証ができれば導入の壁が一つ取り払われることになる。そういった流れができることがFirefox移行に向けた流れををよりいっそう推し進めるだろう。

もちろん実際の本番導入についてはサポートが必要だろう。有償サポートと管理ガイドはいわば車輪の両輪であることにちがいはない。

IE7の自動配布の前にしておくべきこと

昨年の五月頃にInternet Explorer 7(IE7)の自動配布開始前にやっておくべき3つの作業という記事を書いた。当時の記事で、主に行うべきだとしたのは以下の三つ。

二つ目の項目までは特に変わらないが三つ目はIE7対応のバージョンが出てきているので、それを既に適用している場合にはおそらく問題ない。その場合、やるべきことは以下の三つになる。

  • FirefoxOperaの導入
  • HDDのバックアップ
  • 何事も起きず無事に済むことを祈る

もっとも、IE6のまま過ごすと決めているのであれば、導入選択画面が出たときにIE7の導入をしないだけの話ではあるのだけれど。

移行ガイドに関するmixi記事一覧

mixiに加入していない人には何の役にも立たないが、Netscape ユーザのための Firefox/Thunderbird 移行ガイドの公開に関するニュースを取り上げていたmixiの日記記事一覧。

しかし、Yahoo!の記事やmixiのニュース記事もそうなのだが、URLが記事内に含まれない形で表示される例というのは結構多い。URLが参照できないがゆえに正しい情報が伝わらないというのは結構多いように思う。記事を転載するときのシステムの問題なのだろうが、利便性という面で見るとあまりよいことではないし、情報の正確性という面で見ても正しく伝わらない。もうちょっとなんとかならないものだろうか。

2008年2月10日追記:mixiのコミュニティで質問してみたので、スレッドを追記。いろいろな反応があるようだ。

第一回Netscape NITE「さようならNetscape」

毎週水曜日に行われるFirefoxNITEだが、1月30日は『「第一回さようならNetscape」祭り!』が開催された。当日はUstreamでの参加になったが、会場にはNetscapeにゆかりのある方々が多数参加されたこともあり、非常に賑やかな会となった。詳細については会場に直接参加された方々の記事を読まれると雰囲気も分かってよいかもしれない。

ちなみに、第二回は2月27日に開催する予定とのこと。2月はそれ以外にネゴロナイト(何)も開催される模様(日にちはまだ未確定)。キツネ耳のあの人が現れるかもしれないので要注目。

「Netscape ユーザのための Firefox/Thunderbird 移行ガイド」が公開

既に各所で紹介されているが、Mozilla Japanが「Netscape ユーザのための Firefox/Thunderbird 移行ガイド」を公開した。

ユーザー向け移行ガイドをバージョンごとに用意しているほか、Webサイト作成者・管理者向けの推奨ブラウザ移行ガイドやFAQを用意するなど、非常にわかりやすいガイドとなっている。過去の記事でも何度か触れているように*1Netscape日本語版はバージョン7.1Jで止まっており、日本語版からのアップデート作業は手動アップデートが必須となるため、移行ガイドがあるのはとてもありがたい。

身近にNetscapeユーザーがまだいる、自分がかかわりのあるWebサイトがまだNetscapeを推奨している、というような場合には、ぜひ移行ガイドのURLを紹介するなどしてFirefox/Thunderbirdへの移行を促してほしい。

2008年2月3日追記:日刊工業新聞日経パソコンオンラインの記事URLを追加。
2008年2月3日追記:移行ページに関連するブログ記事を追加。
2008年2月3日追記:池田さんが教えてくださった情報を確認してみると、ちょっと面白いことになっているのがわかる。どうやら個人のページ(Netscape.jp ネットスケープ)に飛ぶようなのだが、ある意味Netscape公式サイトよりわかりやすい。Mozilla Japanのトップページにある乗換ガイドのバナーが貼れるならもっといいのかもしれない。乗換を促していることが非常にわかりやすいバナーなので、個人のサイトに貼れるならありがたいのだがどうなんだろうか。あるいは個人のサイトにはれるバナーを作成中だったりするのだろうか?
2008年2月4日追記:移行ページに関連するブログ記事を追加。
2008年2月5日追記:移行ページに関連するブログ記事を追加。
2008年2月10日追記:移行ページに関連するブログ記事を追加。

Netscapeをキーワードに検索

Amigomr の徒然日記 : Mozilla Japan が Netscape からの移行ガイド公開でこんなアイディアが書かれていた。


日本でのユーザの多くが企業や学校であると想像すると、Netscape Japan に、その旨を記載してもらう他、Yahoo や Google にもその旨を記載するよう、ダメ元で頼み込むのも良いかなぁと思います。

Yahoo!Japanに関しては、「Netscape」をキーワードに検索すると検索広告に移行ガイドに関する広告が表示されるようだ。Googleやgooに関しては検索した限りでは広告の表示は見当たらなかった。

検索結果の数が違うので、Googleやgooには移行ガイドに関する広告は出していないのかもしれない出てはいるようだが、googleの場合だと検索して確認した時点では「Netscape」では表示されない(「ネットスケープ」では表示された。)。ただ、Netscapeを今の今まで使い続けるユーザーというのは少なからずアマノジャクな人が多いと思うので(例えばIEが嫌いという理由でずっとNetscapeを使っているとか)、検索エンジンも意外とYahoo!を嫌ってGoogleを使っていたりするかもしれない。

ところで、検索キーワードによっては、サイトが表示される位置はかなり異なる。
例えばYahoo!で検索する場合、Mozilla Japanのサイトが表示される位置は以下のようになっていた。

通常、広告部分というのは無意識のうちに読み飛ばされる傾向にある(広告を嫌がる人にはクリックしてもらえない場合がある)ので、一番検索結果が多い「ブラウザ」で通常の検索結果のトップに表示されないのは少々もったいなく感じた*1(それでも広告部分だけで十分クリックしてもらえているのかもしれないが。)。

いずれにしても、通常の検索広告以外で有効な場所というのはかなり限られるはずなので、検索結果以外で表示できる場所を模索することになるはず。

2008年2月3日追記:R25.jp[PC] ウェブブラウザの歴史に名を残す「Netscape Navigator」の功績とは? | LxR | R25.jpという記事を発見。が、なぜかSleipnirの作者にインタビューしている。MozillaコミュニティにだってR25世代の人はいるだろうにもったいない。間接的に見ればNetscapeとの競争の影響を受けているといえなくも無いが、Sleipnirの広告のようにも見えてしまう。バランスを取る意味でももうちょっとMozillaコミュニティの人の意見も載せてほしい。Netscape ユーザのための Firefox/Thunderbird 移行ガイドR25で紹介してくれればいいのだが。これから載せたりするのだろうか?

2008年2月3日追記:各検索結果へのリンクを追加。
2008年2月3日追記:検索結果のヒット数の数字が変わっていた(若干減少)ので修正。
2008年2月3日追記:Gooで「Netscape」「ネットスケープ」をキーワードに検索した場合の結果を追加。
2008年2月5日追記:Browser.js [N188] Netscapeの終了について、Sleipnirの制作者、柏木泰幸がコメントで作者の名前が違っているとの指摘。
2008年2月9日追記:Googleでの広告表示について、一部訂正。

*1:検索結果一位とそれ以下との違いについてはAlertbox: デフォルトの力(2005年9月26日)を参照。