共有データはどこにあるべきか?
サイボウズ・ラボが公開しているFirefox向けの拡張機能「Japanize」に、スパイウェアでは?という批判が上がっている。
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Japanizeに限らず、Google ToolbarのセーフブラウジングやMcAfee SiteAdvisorなどでも、サーバにデータを送信するという点では同じ問題を抱えている。共有に必要なデータ量が大きくなれば、ローカルに全データを保存させる手法はとれなくなるため、アクセス先のデータをサーバに送信しなければならなくなるからだ。
この手の問題は、「サーバを介してデータを共有」する際にデータをサーバ側に送信する必要があるから問題視されるわけで、「サーバを介さずデータを共有」できればデータをサーバ側に送信する必要はないのでは?という気もしている。
その視点で考えた時「共有するデータはサーバ上に無ければならないのだろうか?サーバでなくても、ネットワーク上にあれば十分機能するのでは?」という疑問も成り立つ。
そう、P2Pネットワーク上に共有データをおき、それにアクセスして確認するようにしてしまえばサーバにアクセスする必要はかなり減らせる(完全には無くせないかもしれない)。
データ自体の整合性・正当性などを確保したいのであれば、BitTorrentのようにデータの出元がわかるタイプのP2Pを使えばいいのではないだろうか。
「P2Pネットワーク上にデータを置いて、それを皆で共有する」というのは著作権無視のデータのためにあるわけでなく、こういうものに適用できるのではないか?と思ったりもするのだが、どうだろうか?