Netscapeのサポート延長に合わせて、日本語公式サイトから日本語公式サイトへのリンク紹介を!
The Netscape Blogによると、AOLがNetscapeのサポートを一ヶ月ほど延長するようだ。サポート終了は3月1日になるとのこと。
- 日本語による報道
どうやらNetscape 9からの乗り換えツールを作成する模様。FirefoxやFlockへの乗り換えが簡単にできるツールを用意するようだが、Netscape 7.x日本語版がほとんどを占める日本にはあまり影響がないようにも思われる。Netscape 7.x日本語版には自動更新機能が存在しないし、そもそも日本語版の存在しないNetscape9を使っているユーザーはごく少数だからだ。
日本のNetscapeユーザーに積極的な乗換を促すのであれば、Netscape7.x日本語版に自動アップデート機能を付けたものを公開すべきだろうが、費用対効果を考えると無駄が多い。手動でアップデートするくらいならさっさとFirefoxに乗り換えるはずだからだ。
それを考えると、現状でできることはわずかに残っているNetscape日本語版公式Webサイトの更新を行い、Mozilla Firefoxへのリンクを付けてもらうことではないだろうか。Firefoxを知らなくてもNetscapeを知っている人はたくさんいるし、Netscape公式サイトで日本語によるリンク付の紹介をしてもらうことはユーザーにとって安心して乗り換えることへの一助となるからだ。Netscape 7.xで止まっているという日本の特殊事情を考慮するならば、日本語公式サイト(←ここすごく重要)からのリンクを付けてもらうよう、Mozilla JapanからAOLに対して働きかけを行うべきだろう*1。Netscapeを検索してやってきたユーザーにFirefoxを知ってもらうことは地味だが継続的な効果をあげるであろうことを考えると、公式サイトから公式サイトへのリンク紹介は絶対にやるべきだ*2。
- 現存しているNetscape日本語版の公式サイト
2008年2月2日追記:1月30日に行われたFirefox NITEでMozilla Japanのかたにうかがったところ、Netscape日本語ページからもMozilla Japanにリンクしてもらえるよう交渉を行っているとのこと。
Netscape NITEは二回開催
Netscapeのサポート一ヶ月延長を受けて、1月30日のFirefoxNITEで行われる予定の「さようならNetscape」はどうなるのだろうか?やはり一ヶ月ほど延長?と思ってチャットでたずねたところ、延長に合わせてNetscapeNITE?を二回開催するそうだ。第一回は1月30日、第二回は2月27日の予定、とのこと。会場ではNetscapeの記念グッズも配布されるようなので*1、ほしい人は会場に行ってみるとよいかもしれない。
なお未確定情報だが、元Netscapeの人々も参加する可能性があるらしい。Netscapeに関するグッズを持ち寄って、皆でいろいろと話をしてみるのもよいのではないだろうか。
やわらかな「へ」を使いこなす30代女子と「やわらかいブラウザ」の話。
「へ」といっても、臭いのするアレの話ではない。ちょっとしたやわらかさが印象を変える、という話*1。
やわらかな「へ」を使いこなす30代女子
ちょっとここで、やわらかな印象を与える表現を使っている女性の例を二つほど出してみたい。
昨夜は3時間くらいしか睡眠とれず、
朝、東京戻って、
そのまま用事やら仕事やらをつぎつぎこなしていたら
さすがに夜からへろへろになってきて
今はもう、へろりんこ。
すみきちさんは某放送局で働いている30代女子の人*2。
「へろりんこ」の「へろ」は「へろへろ」の「へろ」、「りん」はあだ名などでよく使う表現、「こ」は女子の「子」をひらがなで書いたと受け取れる。「りんこ」部分は状況を擬音で表現しているともとることができるが、こうやって見ると上手い表現だなと思う。疲れた女子がへたり込んでしまう状況、というのがこれだけで伝わる。
もう一つのやわらかい表現は某ふぉくすけがいるうえぶぶらうざーな会社で働いている忍者な30代女子の人*3の発言。
こちらは謙遜する場面などで使う「いえいえ」の「え」を「へ」に置き換えて「いへいへ」とした表現。「いえいえ」だと場面によっては何となく硬く感じられることがあるが、「へ」と音が抜ける感じがして力が抜けてやわらかい印象になっている。どうやら相手の緊張感を解きたい時に使われているようだ。
風:お疲れ様です<会議忍:いへいへ。
こういった表現は厳密な日本語としては正しくないのかもしれないが、言葉をやわらかい印象にする表現としてはわかりやすいし、どちらもとても上手く使っている。
もちろんいずれの表現も場面を選ぶのは確かだが、どちらも使う場面を上手に選んでいるといえるだろう。
蛇足だが、いずれも本人はやわらかい印象だけど実は結構タフな30代女子、というところがまた面白い*4。もしかしたら普段はタフでいようとするからこそ、場面によっては表現もやわらかさが必要、なのかもしれない*5。
やわらかいブラウザ
ところで、タイトルの中で出てきた「やわらかいブラウザ」って何だろうか。
ブラウザに「へ」がついているから「やわらかい」というわけではない。
ブラウザにも「へ」のようなやわらかい力が必要なのではないか、ということである。
ブラウザ上の「へ」は上述のような単語表現であったり、機能の実装自体であったり、あるいはコミュニティのやさしさであったりする。つまりユーザーがブラウザから感じるやわらかさとはブラウザを通して感じる使いやすさのことである。
ここで表現や実装といったのには理由がある。どちらかだけがやわらかくても、ユーザーにとっては硬いものになってしまうからだ。例えばヘルプやメニューの単語が判りづらいとそれだけで使い勝手は悪くなる。同様に実装がタコでも使い勝手は悪くなる。
ブラウザ上の表現や実装が悪いと、使いにくいものだという印象をユーザーに与えるため、余計な力を使わせてしまう。逆に、表現や実装がよいブラウザは使いやすいものだという印象をユーザーに与えるので、余計な力を使わず楽に使える。
その意味で言うと、Piroさんの書かれた記事で出てくる、
はユーザーにとってまさしく真である。
人にやさしいインターフェイス万歳!
つまり「人にやさしいインターフェイス」=「へ」なのである(おいおい…)。
Firefoxのやわらかさ
さて、Firefoxにおいてのやわらかさとは何だろうか?
Firefoxのメニューは割とよくできていて、初心者でもわかりやすいよう配慮がなされている。機能も同様で、細かくしすぎず初期状態ではシンプルに使えるようになっている。これらの配慮はユーザーに対してやわらかい印象をあたえる。
またブラウザの表現や機能の実装に加えて、Firefoxのやわらかさには拡張機能がある。自分のほしい機能を選んで追加できるのだから、ユーザーにとってはこれ以上やわらかいものはないだろう。
Firefoxを使う上で拡張機能は使いやすさを向上させる手段として有効なものだ。ただ、TakenさんのいうFirefox の非人間的なところでいわれているような問題もあるにはあるが*6、それを上回るだけの長所が拡張機能にはある。それは自分のほしい機能だけを追加できるということである。
またブラウザ開発者に泣きついてブラウザ自体に機能追加してもらうより、自分のほしい機能を拡張機能の中から探してくることのほうが、ユーザーにとってはやはり楽だろう。開発者のコミュニティに意見を投げるというのは一般ユーザーにとってはそれだけ敷居の高いことなのだから。
「機能を詰め込みすぎたブラウザ」は「機能が少し足りないが、機能を足すことができるブラウザ」よりも非人間的だと思う。機能を詰め込みすぎたブラウザでは、余分な機能を削った状態をまず選択できないからだ。機能を詰め込みすぎれば、わかり難い表現*7や多すぎてよくわからない機能に面食らうことになる。
「へ」という言葉と同様、ブラウザにも場面に合わせた選択が必要だ。
万人にとってやわらかなブラウザで在ろうとするがゆえに、部分的にはあえて非人間的な部分を残す、そんな選択をしたのがFirefoxなのではないだろうか。
やわらかさの一つ一つはちょっとづつだけど、「やわらかい〜」を大事にしていきたいと思うがゆえにできたブラウザがFirefox、といえるかもしれない*8。
*1:本記事は2007年に記述したものに、最近一部書き加えたもの。
*2:普段はキャリアウーマンな人を女史と表記するが、今回は表現上の都合から女子とする。
*3:普段からこのブログに来る人ならば多分想像がつく人。
*4:でも、お二方とも十分な睡眠は必要ですよぉ…。
*5:こんな理屈っぽい説明なんぞ読まなくても、「やわらかな表現っていいよね」が通じればそれでOKだったりするわけだけど。
*6:アドオンの衝突についてはmozilla add-onで衝突についての管理ができればよいのかもしれない(気が遠くなる話ではあるが)。
*7:機能の数がが増えれば、それだけわかり難い表現も混ざりやすくなる。
*8:蛇足だが、こどもじらや池田さんが考えられたフォクすけブラウザ for Kidsもこういった「やわらかい〜」に対する感覚が頭にあったからこそ出てきたアイデアなんじゃないだろうか、という気がする。
Netscapeが開発サポート停止しても推奨環境を一つのブラウザにしてはいけない理由
既に数年前から過去のブラウザと化していたNetscapeだが、開発サポートが停止となるとその影響は広範囲にわたる。特にNetscapeを推奨環境に記載する銀行などのWebサイトや、自団体内でNetscapeを団体構成員に利用させてきた企業や大学などの教育機関では早急な対応を迫られるものと思われる(大学などは春休みに乗換か)。
Netscapeを推奨していた(使っていた)Webサイトや団体の選択は以下の三つ。
- Netscapeを使うのをやめてOSにはじめから入っているIEやSafariなどを使う
- Netscapeの資産を取り込みやすいFirefoxやThunderbirdを使う
- Netscapeと同様にブラウザとメーラーが一体化しているOperaやSeaMonkeyなどを使う
おそらく一つ目と二つ目の選択が多数派になると思われるが、IEかSafariへの乗り換えは「代替手段の明示または提供」という視点が抜け落ちている点で危険だ。三つ目の選択はマイナーあるいはサポートや使い勝手の点で避けられる可能性が高い。
とすると、Webサイトや団体は二つ目のFirefoxやThunderbridに乗り換えるという選択をとることになる。この選択にはいくつかの利点がある。
Netscapeを推奨ブラウザとしてきたWebサイトにとっての利点
Netscapeユーザーを抱える企業団体にとっての利点
- ユーザーが持つ既存資産を生かした形での移行が容易である
- ブックマークやメールデータなど
- 参考:エンタープライズ向けFirefox作成・導入方法まとめ記事一覧
- イントラネット上のWebアプリケーションやeラーニングシステムの継続利用が可能
- 代替手段を明示・提供することにより、リスクの分散が図れる
- セキュリティ・使い勝手の向上が図れる
- セキュリティフィックスの提供が継続している
- フィッシング詐欺サイト警告機能や迷惑メールフィルタ(Thunderbird)
- 拡張機能の追加が可能
以下、銀行などのWebサイトのほか、企業や教育機関での利用を例にFirefox(+Thunderbird)に乗り換えることの利点を説明してみる(過去に述べていることと重複する部分も多いが、その点は初めて文章を読んだ方向けの説明と思ってご容赦願いたい)。
推奨環境にNetscapeを掲げる銀行などの場合
Netscape をいつまでサポートするの - A blog? with Σαιτωなどでも触れられているように、銀行などではいまだにNetscapeを推奨としているところが多い。今回のサポート完全終了によって、推奨環境をNetscapeからFirefoxに移行するところが相当数現れるものと思われる。また、推奨環境にFirefoxを明記する銀行が急激に増えている理由で触れたように地方銀行が特定のベンダーにシステムを依存している状況を考えると、仮に移行するのであればNetscapeからFirefoxへの移行は一斉に行われると考えたほうがよい。
Netscapeで使えるサイトはサイト側でFirefoxを排除していない限りFirefoxで利用できるサイトであることが多い(排除しているサイトでもブラウザのユーザーエージェントをNetscapeのものに書き換えると問題なく利用できることが多い)ので、そういったサイトではシステム側の負担もさほど増えずに推奨環境を変更することが可能だろう(とはいえ詳細な動作テストは必要だろうが、水面下で既に行っているところも多いはず)。
サポートが切れたOSを推奨環境からはずしている銀行が増えてきていることを考えると、Netscapeも2008年2月1日以降は推奨環境から次々と外され、代わりにFirefoxが推奨環境に掲載されることになるだろう。また、それすらしないような銀行は使うべきではない、ということになる。
ところでなぜ推奨環境のNetscapeがFirefoxに替わらない銀行は使うべきではないのか?詳細は後述するが、リスクマネージメントの観点から見るとIEやSafari以外の推奨環境を明記しないような銀行はリスク分散に対する意識が低いと思われるからだ。
Netscapeをユーザーに使わせている教育機関や企業は?
NetscapeユーザーがWebブラウザを乗り換えた方がよい10の理由は日本語環境限定の話だったが、今回は言語に関係なく完全に乗り換えなければならない。今まではWebサイトがNetscapeに対応していたが、Netscapeのサポート停止をきっかけにWebサイトのNetscape対応も止まれば、他のブラウザへの乗り換えに迫られる。Netscapeユーザーにとっては有無を言わさぬ状況である。これはNetscapeをユーザーに使わせてきた教育機関や企業なども同様である。
教育機関や企業団体の場合、グループウェアやeラーニングシステムなどをユーザー向けサービスとして団体内で提供している場合も多い。ユーザー向けサービスをNetscape上で使ってきたなら、そのままFirefoxで利用できる可能性は高い。その視点で考えた場合、企業内・学内においてNetscapeからFirefoxへのリプレースは障害が少ない部類に入る。
また、ユーザーが作成したブックマークやメールデータなども、FirefoxやThunderbirdであれば容易に自動コンバートすることができる。操作画面を見ても違和感が少ないというメリットもFirefoxにリプレースする後押しとなる。
Firefox+Thuderbirdの場合、ブラウザとメールソフトが別ソフトとなることで、一方のソフトが落ちた場合にもう一方のソフトも巻き込まれることが無くなるという利点もある*1。
唯一懸念する材料があるとすれば、WYSIWYGのHTML編集ツールであるNetscape Composerの機能を利用している場合だ。Composerの後継に近いソフトとしてはNvuがあるが、日本語化されていないことなどもあり、少々お勧めしづらい。WYSIWYGでのHTML編集にこだわるのであれば別のソフトに乗り換えたほうがよいだろう。なおWYSIWYGのHTML編集ソフトについてはWeb標準を考慮しないHTMLを吐き出すようなものもあるので注意が必要だ*2。WYSIWYGにこだわらないのであれば、拡張機能のWeb Developer*3,*4やFirebug*5などをFirefoxで利用するのがよいだろう。HTMLやCSSやJavaScriptなどのソース書き換え内容をリアルタイムで確認したい場合、これらの拡張機能は非常に便利だ。
代替手段とリスク分散
IE利用者が多い環境の場合、その状況だけを見て「IEへの対応で十分では?」という意見がよく出てくるがそれは正しくない。セカンドブラウザが必要な理由。でも述べたように、一つのOSに一系統のブラウザとするのはユーザーから代替手段を奪うことにつながる上に、Webサービス提供側にとっても非常時に代替手段を提供できなくなるリスクが高くなる。これはユーザー・サービス提供の両者にとって非常に危険なことだ。
IE7登場時にIE7が使えずFirefoxを代替手段として推奨したサイトが多かったのは記憶に新しい。Webサービス提供側が一つのOSについて最低でも複数の異なる系統のブラウザに対応をしていなければ、あのような手段は取れなかったのではないだろうか。このことは一つのOSごとに複数の異なる系統のブラウザに対応することがWebサービス提供側の身を守ることにつながることの証明といえる。
2008年2月13日にはWindows XPユーザー向けにIE7の自動配信が始まる*6が、現状でまだIE7に対応してないようなサービスの場合、Netscape対応サービスをFirefox対応に変更しておければ代替手段として明示することも可能だろう。
Web標準に準拠したサービスならさらにリスク分散につながる。Web標準への対応が進む中でのIE特化はかしこいとはいえない。システムリプレースが行いにくくなるからだ。Webサイトに限らず、企業内のイントラネット向けシステムや大学の教育システムなども、Web標準を考慮したものを選択していくことでより多様な利用環境で使えるようになる。また特定ブラウザに依存しない分だけ個々のシステムリプレースも行いやすくなるだろう。結果的に、ベンダーロックオン(囲い込み)のリスクを減らすことになる。
既存Firefoxユーザーの取り込み
Netscapeを推奨環境に掲載しつつFirefoxに対応してこなかったWebサイト、特にユーザーエージェントでブラウザを振り分けるサイトの場合、相当のユーザーを取り込み損ねたと考えた方がよい。多くのユーザーは使えないとなればそのままサイトを立ち去ってしまう。同一IPアドレスから別ブラウザで再アクセスした数と再アクセスせず立ち去った数を比較すれば、結構な数のユーザーがそのまま去ってしまっていることに気がつくはずだ。
ユーザー数において、FirefoxがNetscapeを逆転したのはずいぶんと前のことになるが、今では圧倒的にFirefoxユーザーのほうが数が多い。これを取り込まない手は無いだろう。Netscapeを推奨環境から外すだけではなく、Firefoxに対応することで今まで切り捨てていた潜在ユーザーをWebサイトが取り込む方が商売上よい影響があるのではないだろうか。
ところでOperaは?
ちなみに、Operaは自動アップデート機能を付けない限り対応サイトは微増にとどまると思われる*7。現状では自動アップデートによるセキュリティフィックスの自動提供が前提となる場合が増えていると思われるからだ。現行版のOperaのようにアップデート通知機能のみでは心もとない。シェア間のバランスをよい状態にするという意味でも、Operaでもそろそろ自動アップデート機能を装備すべきではないだろうか。
*1:無論精神衛生上は落ちないのが一番いいわけだが、どんなソフトでも可能性はゼロではない以上巻き込まれないに越したことはない(2008年1月9日追記:FirefoxやThunderbirdは安定性において優秀な部類に入るソフトウェアである)。
*2:参考:国内20万サイトのWebブラウザ互換性を調査,172種もの非互換要因を発見:OSSセンター談話室:ITpro
*3:日本語版:Web Developer 1.1.2 日本語版/ツール&ダウンロード − 『infoaxia(インフォアクシア)』
*4:英語版:Web Developer :: Firefox Add-ons
*6:IE7日本語版、自動更新による配布は2008年2月13日:ITpro
*7:ここでいっている対応サイトとは銀行系のこと。
Netscape開発・サポート完全停止に関する記事
一つ前の記事でも触れているが、Netscapeが開発・サポートを完全に停止する。
公式ブログ*1ではFirefoxへの乗り換えを薦めている。
関連記事一覧
Netscape開発・サポートの完全停止について触れられているブログ記事一覧
- Netscapeの終焉 - WebStudio
- Netscape の敗因 Firefox Hacks 翻訳日記/ウェブリブログ
- Netscape が(今度こそ本当の)終焉へ - えむもじら
- Netscape をいつまでサポートするの - A blog? with Σαιτω
- Amigomr の徒然日記 : 偉大な役者の引退
- Browser.js [N179] Netscape終了のお知らせです
- Dr.'s Blog:Netscapeの死
- Netscapeサポート終了とMozilla (Scene side B)
- Mozilla Firefox Thunderbird の拡張あれこれ-MEMO(2007年12月-5):Netscape の終焉
- Mozilla Firefox Thunderbird の拡張あれこれ-MEMO(2007年12月-5):Netscape の終焉(2)
- Mozilla Firefox Thunderbird の拡張あれこれ-MEMO(2007年12月-5):Netscape の終焉(3)
- net@valley: Netscapeのサポート終了
- 「競争は必要。ただサービスの場合、しがみつくのは違うと思う。これからどう見る環境が変わっていくんだろう。」と。
- 役立たずな日記
- Verisignの登録についての指摘。
- 猛きNetscapeも遂には滅びぬ / The Silver Moon
他にもたくさんあるとは思うが、とりあえずこんなところで*2。
新年のご挨拶と2007年度アクセスランキング
「Firefox × ?=!」を考えるブログをご覧の皆様、旧年中は大変お世話になりました。
ねずみ年の本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年一発目の記事は2007年度中にアクセス数が多かった記事一覧。
- 推奨環境にFirefoxを明記する銀行が急激に増えている理由
- 今までFirefox対応の銀行が非常に少なかったことも手伝ってか、アクセス数トップに。
- 当ブログにおけるはてなブックマークの人気エントリーでも第一位。
- 今は対応の銀行がもう少し増加している。Netscapeのサポート停止を受けて2月以降は一気にFirefox推奨の銀行が増加する可能性高し。
- 調査内容とは直接の関連はないが、フレーム表示を使用する銀行が非常に多いのが気になった。セキュリティの観点から考えると、ネットバンキングにおいてのフレーム表示は禁止する方向に動いたほうがよいように思う。
- IE7ユーザーにいまさらSSL2.0を使わせようとする銀行
- 高木氏の記事で取り上げられたこともあって、第二位にランクイン。
- 高木氏の記事を受けて書いた「SSL2.0をわざわざ使わせようとする銀行」のその後では、記述を修正した銀行を紹介した。記事を書いたときよりさらに減ったものの、いまだにSSL2.0を使わせようとする銀行はある。
- Internet Explorer 7(IE7)の自動配布開始前にやっておくべき3つの作業
- 結果的には今年まで延期されたが、配布予定時期の直前にアクセス数が伸びた記事。
- 今度は来年2月に自動更新配布の日にちまで決定しているので、IE7未導入のWindowsXPユーザーはよむべきか。
- NetscapeユーザーがWebブラウザを乗り換えた方がよい10の理由
- 昨年末にNetscapeの開発サポート完全停止がニュースになったが、この記事自体は2006年に書いている。
- 今から見ると、日本語環境における10の理由、といえばわかりやすいだろうか。
- 大学におけるFirefox導入調査2007年度版
- 前年の調査に引き続き調査を行ったこともあり、データの比較が興味を引いたといえる。
- 今現在もまた多少増加している模様。Netscapeのサポート停止を考えると、今年度の4月以降は大幅に増加する可能性高し。
- 教育機関(大学・高専・専門学校および高校・中学)におけるFirefox導入実態についてmixiでのアンケート結果
- 「Web標準の日々」覚え書き
- インターネットバンキングでFirefoxを使えるようにする3つの方法
- なぜかランクイン。それだけネットバンキングで困っている人がいるということか。
- 日本の全銀行が早くFirefoxに対応して、こんな記事は笑い話になってほしい。
- 別ウィンドウ問題はタブブラウザが解決する!?
- シニア向けのUIを考えた記事。
- Firefox3でこの辺りが改善されるとうれしい人も多いのでは。
- ちなみにリンク先の「使いやすさを考えてみる。(アクティブシニア・シルバー層の現場から)」は"シニア向け"という一般の色眼鏡を考え直す上でお勧めのブログ。
- mozilla24関連記事一覧
- mozilla24はいろいろな内容が盛りだくさんだったこともあり、各所の記事にアクセスする手段として利用された模様。トップ10には入らなかったが、mixiにおける反応まとめ記事やmozilla24の覚え書き。の記事も合わせて参照された模様。
2008年のFirefox勝手に10大予想
2008年のFirefoxに関わる動きを予想してみる。
技術的視点は他の方が書かれると思われるので、一般的な視点から。
- Firefox3登場
- 4月に入る前に出てくれると企業団体教育機関などで導入しやすくなるが、はたして。
- Netscapeからの乗換組が続出
- IE6およびIE7からの乗換組が増加
- Windows XPにおけるIE7への自動更新が2月と決まったことによる可能性を考慮してみた。
- 一旦IE7を使ってみたものの、使い勝手や安定性に不満を抱いた人々がFirefoxも使ってみるというパターン(口コミが重要か)。
- 2月〜4月はFirefox乗換キャンペーンの口コミ期間としてみてはどうだろうか?
- mobile Firefoxの登場
- iPhoneが日本上陸するなど、モバイル向けブラウザが注目される以上、実用レベルでも使えるものが出てほしい。
- こどもじら、フォクすけブラウザ for Kids、Firefoxキャンパスエディションの登場!?
- 日本語圏向けの公式Firefoxコミュニティサイトが登場
- Firefoxユーザー向けのコミュニティサイトというとSpread Firefox Japanがあったが、ページはいつの間にか消えている。MJがこのまま放置するとはちょっと思えないのであげてみた。
- 個人的にはspreadという単語は日本人の耳に慣れない(カタカナ英語でさほど聞かない)ので、URL自体がもっと短くて(moblieFirefox登場後はこれがさらに重要となる)、ユーザーサイトであることがわかりやすい単語を選択することが重要だと思う。
- Firefox使いの有名人が出現する。
- フォクすけぬいぐるみの一般販売開始
- 今年こそ販売するんですよね?販売するんですよね?(強い願望)
- オプションでちたまボール(地球のような色のバランスボールとか)も出してほしい。
- Mozilla Japan Storeの登場
- Firefoxの国内シェアが15%を超える
後半は願望ばっかりじゃねーか、という突込みがありそうな気もするが、願望でも書いてみると意外と実現するものだ、といいはっておく。
もっとも、願望かなければすべてのものは始まらないだから、書いておくに越したことはない。Firefoxユーザーの方々はぜひ十大予想を書いてみてはいかがだろうか?ひょっとするとひょっとするかもしれないのだから。
追記:10大予想のはずが、11大予想になっていたので修正。